05039-180211 Scrapboxで行頭のドットを消したら空行を入れると段落が見やすい
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文章を書くライティング環境としてScrapboxが優れている理由の一つは、段落意識が喚起されるから。 いわゆる「Paragraph writing」を意識しやすい。「Outline Processor」あるいは「Outliner」としての使い勝手が秀逸です。
control+↑・↓・←・→キーで、段落を上下左右に移動できます。動かせる位置に制限なし。自由自在。それだけで、ライティング環境として抜きん出ている。加えて、option+↑・↓・←・→キーで、その段落に付随する下位の段落も伴って、上下左右に段落移動できます。
段落に対する意識の象徴が、各段落冒頭のドット(ビュレット)。今回この記事は、各段落の頭にドットが表示されるように書いています。段落の冒頭に、半角スペイス、全角スペイス、tabを入れればその段落全体が右に一つインデントされ、ドットがつきます。複数入れれば右へ右へとインデントが深まります。つまりcontrol+→と同じです。
このドットこそScrapboxの真髄。段落という塊をパーツとして文章を組み立てる意識を自然と呼び起こします。shio.iconもこのドットが大好き。
最近、Scrapboxのアップデイトで、このドットを消せるようになりました。「こんなステキなもの、消す必要あるの!?」と個人的には思いますが、消したい人もいるのだからその要望に対応するScrapboxさん、素晴らしい。
その場合、段落のまとまりが見えにくくなります。段落を意識しやすいのがScrapboxのメリットなので、その利点を減殺するのはもったいない。
紙の上に書かれている一般的な文章は、各段落の冒頭が1文字分、インデントされています。それによってまとまりを見やすくしているのです。Scrapboxでドットが消えても段落冒頭に1文字分のインデントはないため、段落の視認性が落ちてしまいます。そこで当初shio.iconは、ドットが消えると同時にインデントもされたらいいのではないかと考えました。しかし、脳内シミュレイションしてみたところ、それは愚か。タイトルとして使っている行も自動インデントされたら、タイトルの開始位置が本文と並んでしまう。
そこで、段落ごとにスペイスを大きく取ればいい、と思い直しました。つまり、今書いているこの記事のように、段落ごとに空行を入れればいいのです。ドットなしの表示が好みな場合、このように空行を入れれば段落の視認性を上げることができます。
試しに、このページ右上にある書類アイコンから「Hide dots」を選択してみてください。段落頭のドットが消えますが、段落のまとまり、視認性は確保されていると思います。再度、書類アイコンから「Show dots」を選べばまた元どおり、ドットが表示されます。
shio.iconはやっぱりドットありの方が好き。
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